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大淀(おおよど/おほよど)は、大日本帝国海軍の軽巡洋艦(二等巡洋艦 大淀型)〔#内令昭和17年3月(1)p.46『内令第四百十九號 艦艇類別等級別表中左ノ通改正ス 昭和十七年三月十日海軍大臣嶋田繁太郎|軍艦、巡洋艦二等「阿賀野型」ノ項ノ次ニ左ノ一項ヲ加フ||大淀型|大淀||』〕〔#達昭和17年3月(1)p.10『達第六十六號 呉海軍工廠ニ於テ建造中ノ巡洋艦一隻ニ左ノ通命名セラル|昭和十七年三月十日 海軍大臣嶋田繁太郎|二等巡洋艦 大淀(オホヨド)』〕。 艦名は宮崎県下の最大河川である大淀川に由来する〔#大淀生涯、172、270頁〕。大日本帝国海軍最後の連合艦隊旗艦でもある。昭和十四年度に着手された第四次軍備充実計画(通称マル4計画)により巡洋艦乙〔昭和13年9月19日付 海軍省『昭和14年度海軍軍備充実計画細項ニ関スル対大蔵省説明資料』、昭和13年7月11日付 艦政本部総務部第一課『次期補充計画艦種ノ仮称ニ関スル件覚』など。海軍省が作成調製した資料では、乙巡、丙巡の文言は使用されていない。〕(阿賀野型軽巡洋艦)と共に巡洋艦丙〔として計画され建造された〔福井静夫『日本巡洋艦物語』光人社321、322、328頁〕。 == 概要 == 太平洋戦争開戦前、海軍の対アメリカ戦計画では潜水艦部隊による敵主力艦隊の漸減邀撃が予定されていた。だが、広大な太平洋上を潜水艦単独で敵艦隊と接触交戦するのは困難であった。そこで潜水艦部隊の旗艦として新型の高速水上偵察機を搭載し、これにより最前線で強行偵察を行うことを目的とした偵察巡洋艦の建造が計画された〔#指揮官たちの太平洋戦争241頁〕。航空搭載能力が重視され、軍令部の当初の要求は主砲も魚雷発射管も搭載しないものだった〔#海軍造船技術概要p.362。〕。しかし、その後の技術会議では最上型から降ろして余っている15.5cm砲を最低2基搭載、魚雷発射管も装備した方が良いとの意見が出た〔。これにより主砲は前部に装備、魚雷発射管は重量、場所共に余裕が無いため装備しないことになった〔#海軍造船技術概要pp.362-363。〕。計画では同型2隻(第136号艦《大淀》、第137号艦《仁淀》)が建造される予定であったが太平洋戦争勃発のため「仁淀」は建造中止となった〔#庭田、建艦秘話31頁『7.軽巡大淀について』〕。なお、仁淀の艦名は後に海上自衛隊の護衛艦「によど」として陽の目を見る事になる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「大淀 (軽巡洋艦)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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